インフォメーション
LICENSE厚生労働大臣許可医療機関
第二種・第三種再生医療等提供計画 承認済
リペアセルクリニックは、第二種・第三種再生医療提供計画を厚生労働省に提出し受理されました。
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自己脂肪由来幹細胞を用いた脳血管障害の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた糖尿病の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた肝障害の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた関節症治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた顔面萎縮症、皮膚再生治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた脊髄損傷の治療
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自己脂肪由来幹細胞を用いた慢性疼痛の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた変形性膝関節症の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた筋腱炎、靭帯炎の治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた毛髪組織治療
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多血小板血漿(PRP)を用いた皮膚再生療法
当クリニックでは、国内では数少ない自己の幹細胞を用いた「糖尿病」「脳卒中」「肝障害」「変形性関節症」「肌の再生」などの最先端の再生医療および、PRP(多血小板血漿)の関節内投与や「毛髪の再生」を再生医療安全確保法のもと、自由診療を提供しています。再生医療とは、厚生労働省が認めた特定認定再生医療等委員会において、厳しく審査が行われ、治療の妥当性・安全性・医師体制などが適切と認められる事ではじめて厚生労働省に治療計画を提出することができます。
自分の細胞を活用し、
蘇らせる「再生医療」とは?
薬での治療には限界なのだろうか。本当に手術は必要だろうか。
そんな思いで悩んでいたり、あきらめたりしていませんか?
ケガをしても傷跡が少しずつ薄くなる・・
当たり前のようですが、あなた自身の細胞には、弱ったところ、傷ついたところを修復するチカラがあります。
その細胞のチカラを最大限に引き出して治療を行うことを「再生医療」と呼びます。
リペアセルクリニックの特長
当クリニックは、疾患・免疫・美容という分野すべてを、自己細胞を用いた最先端の医療で行うことができる国内でも珍しい部類の医療機関です。
CPC(細胞加工施設)の高い技術により、冷凍しない方法で幹細胞を投与できるので高い生存率を実現ご自身の細胞や血液を利用するため、アレルギーや拒絶反応といった副作用の心配がほぼありません。
- 1億の細胞を
投与可能※但し適応による - 高い
安全性 - 入院不要
日帰り - 身体への
負担が少ない - 高い技術力を
もったCPC
できなくなったことを、再びできるように。
糖尿病や高血圧などの生活習慣病、ひざ、股関節、肩などの関節の手術、そして脳卒中や脊髄損傷のリハビリテーションに長い間取り組んできました。従来の治療方法に限界を感じ、この最先端の「再生医療」を新たに治療に加えることで更なる可能性を実感しています。
医学部卒業後、様々の医療機関で外来から手術まで多くの症例の治療に取り組んできました。その後、平成17年に生まれ育った大阪で開業しました。外来では、ひざや股関節、肩の痛み、腰の痛み以外にも糖尿病、高血圧などの生活習慣病、そして、脳卒中や脊髄損傷の治療やリハビリテーションを行ってきました。
そんな中で、薬での限界を感じ、また、手術以外の方法がないのかを模索していたときにこの「再生医療」に出会いました。初めは、再生医療の治療効果には半信半疑でしたが、再生医療を進めるうちに、その効果に驚き、信頼へと変わっていきました。
「今まで、できなかったことが、できるようになる」これは、病気を治す側としてとても嬉しい言葉なのです。もちろん、再生医療は不治の病を全て治すことのできる万全な治療方法ではありません。ただ、従来の治療の効果をはるかに超えて結果が出せる可能性があるのです。もちろん、脳卒中や整形外科分野の疾患ではその後の筋力トレーニングやリハビリテーションは欠かせません。
当院では、長年培ったリハビリテーションの技術で指導もしております。糖尿病においては、インスリンの注射が必要なくなった、飲んでいる薬が減ったという効果がたくさん見られます。多くの患者様が、遠方からも来られます。
もう少し、近くにクリニックがあればというご要望に応えるため、今回、東京にもクリニックを構えることに致しました。
できるだけ、多くの方に再生医療を知ってもらいたい、そして、できるだけ多くの方に、再生医療の治療後もフォローもできたらという願いがあるからです。
今は美容分野でも再生医療は大きな効果があることを経験しましたので、治療から美容までトータルで再生医療を提供できるように再生医療の総合クリニックを目指しました。
今後もわたしは、あくまで自分の”細胞”の力、自分の治癒力を最大限に高めて病気を治すことにこだわっていきたいと思っています。
医療法人美喜有会理事長 坂本 貞範
略歴
- 1997年3月
- 関西医科大学 医学部卒
- 1997年4月
- 医師免許取得
- 1997年4月
- 大阪市立大学医学部付属病院 勤務
- 1998年5月
- 大阪社会医療センター附属病院 勤務
- 1998年9月
- 大阪府立中河内救命救急センター 勤務
- 1999年2月
- 国立大阪南病院 勤務
- 2000年3月
- 野上病院 勤務
- 2003年3月
- 大野記念病院 勤務
- 2005年5月
- さかもとクリニック 開設
- 2006年12月
- 医療法人美喜有会設立 理事長就任
主な医学論文•学会発表
- 論文名:透析患者に対する鏡視下手根管開放術の費用と手術手技
論文掲載:日本透析医学会雑誌(1340-3451)37巻Suppl.1 Page770(2004.05) - 論文名:IBBC手技を使用したTKAの中期成績
論文掲載:日本人工関節学会誌(1345-7608)30巻 Page35-36(2000.12) - 論文名:寛骨臼巨大骨欠損の再置換法とその成績 同種骨による欠損壁の修復と水酸アパタイト顆粒による空洞の修復
論文掲載:日本整形外科学会雑誌(0021-5325)74巻2号 Page S319(2000.02) - 論文名:骨セメントと骨界面に水酸アパタイト顆粒を介在させる界面バイオアクティブ骨セメント手技(IBBC)
論文掲載:日本整形外科学会雑誌(0021-5325)74巻3号 Page S666(2000.03) - 論文名:外反母趾手術chevron法に対するPLAの使用経験
論文掲載:中部日本整形外科災害外科学会雑誌(0008-9443)42巻1号 Page241-242(1999.01) - 論文名:亜急性に経過した膝蓋骨骨髄炎の1例
論文掲載:中部日本整形外科災害外科学会雑誌(0008-9443)41巻4号 Page1107(1998.07)
当院で再生医療を
サポートする専門医
渡久地 政尚
略歴
- 1991年3月
- 琉球大学 医学部 卒業
- 1991年4月
- 医師免許取得
- 1992年
- 沖縄協同病院 研修医
- 1994年
- 沖縄協同病院 外科 勤務
- 2000年
- 癌研究会附属病院 消化器外科 勤務
- 2008年
- 沖縄協同病院 内科 勤務
- 2012年
- 老健施設 かりゆしの里 勤務
- 2013年6月
- 医療法人美喜有会 ふたこクリニック 院長
- 2014年9月
- 医療法人美喜有会 こまがわホームクリニック 院長
- 2017年8月
- 医療法人美喜有会 訪問診療部 医局長
所属学会
圓尾 知之
略歴
- 2002年3月
- 京都府立医科大学 医学部 医学科 卒業
- 2002年4月
- 医師免許取得
- 2002年4月
- 大阪大学医学部附属病院 脳神経外科 勤務
- 2002年6月
- 関西労災病院 脳神経外科 勤務
- 2003年6月
- 大阪大学医学部附属病院 脳神経外科 勤務
- 2003年12月
- 大阪母子医療センター 脳神経外科 勤務
- 2004年6月
- 大阪労災病院 脳神経外科 勤務
- 2005年11月
- 大手前病院 脳神経外科 勤務
- 2007年12月
- 大阪大学医学部附属病院 脳神経外科 勤務
- 2012年3月
- 大阪大学大学院 医学系研究科 修了(医学博士)
- 2012年4月
- 大阪大学医学部 脳神経外科 特任助教
- 2014年4月
- 大手前病院 脳神経外科 部長
加藤 秀一
略歴
- 1997年3月
- 埼玉医科大学 医学部 卒業
- 1997年4月
- 医師免許取得
- 1997年4月
- 三重大学附属病院 整形外科 研修医
- 1998年4月
- 伊賀市立上野総合病院 整形外科 勤務
- 2000年6月
- 鈴鹿中央病院 整形外科 勤務
- 2001年6月
- 三重大学医学部大学院 整形外科学 勤務
- 2003年4月
- 医療法人山本総合病院 整形外科 勤務
- 2004年4月
- 三重県立総合医療センター 整形外科 勤務
- 2006年4月
- 四日市社会保険病院 整形外科 勤務
- 2008年4月
- 医療法人博仁会 村瀬病院 整形外科 勤務
- 2008年9月
- 医療法人美喜有会 理事
- 2009年4月
- 医療法人美喜有会 整形外科みきゆうクリニック 管理者
所属学会
- 【1日~3日以内に出荷】 【中古】 デザイン石けん 肌に髪に優しい / 小幡 有樹子 / 祥伝社 [単行本]【宅配便出荷】 整形外科専門医
- 【お取り寄せ】【税込1万円以上で送料無料】 【お取り寄せ】ペッツルート/おじゃがなささみ 40g リウマチ医
- ウエディンググローブ 花嫁 ブライダルグ パーティー ウエディンググローブ 結婚式 ショートグローブ 花嫁 ブライダルグローブ グローブ 手袋 二次会 ウェディング手袋 パーティー オフホワイト 花 スポーツ医
- 乾きが速く、にじみが少ない! シヤチハタ 朱肉エコス 40号MG-40EC【3072020006】 脊椎脊髄病医
- 【中古】世界のドッグインテリア /エクスナレッジ(ムック) リハビリテーション医
細胞加工施設(CPC)
再生医療に欠かせない細胞培養加工室 Cell Processing Center
(CPC)と連携
症例紹介
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- 股関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
変形性膝関節症と半月板損傷の再生医療 この方は2年前よりゴルフしていると右股関節の痛みが出現し近くのクリニックでレントゲンを撮り、変形性股関節症と診断されました。その後騙し騙し日常生活をしていましたが、とうとうゴルフもできなくなるぐらい痛みが強くなり当院を知って来院されました。ゴルフのスイングにより体を捻ることで、膝や股関節に負担がかかります。特に膝の半月板損傷はよく見られ幹細胞治療をされる方も多くおられます。 普段から軽くストレッチをしており右股関節の可動域は良好でした。変形性股関節症になると、股関節の屈曲および内転の方向に拘縮が起きてきます。当院に来院される多くの方は変形の進行期・末期の状態です。変形の度合いにより拘縮の強さは変わりますが、普段から整骨院などでストレッチしている方は比較的拘縮は軽度です。幹細胞の治療において拘縮が少ない方が効果はやや高いと思われます。拘縮により関節を包む袋に余裕がなくなると、股関節の軟骨の損傷した部位に幹細胞が届きにくことによるものと推測しています。そうならないように当院では、幹細胞を投与する前にはリハビリを行ったり家でのストレッチ指導をしています。 レントゲン所見 レントゲン状では臼蓋形成不全があり、右股関節の関節が狭くなっておりほぼ末期となっていました。臼蓋形成不全とは、骨盤側の関節の受け皿の面積が小さくなっており大腿骨頭の力をうまく分散できない状態を言います。そのことによって、関節内に強い圧力がかかり軟骨の摩耗の原因となるのです。 <治療効果>右股関節に幹細胞5000万個2回投与+PRP 当院独自の冷凍しない方法で培養した幹細胞を関節内ピンポイント注射して約3ヶ月目には10分の3に減少しました。その後は徐々に痛み軽快され半年後には10分の1となりました。現在は歩ゴルフは問題なく楽しんでおられます。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数 (1回~3回)132~418万円(税込) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000428 再生医療医師監修:坂本貞範
2022.04.03 -
- 膝関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
骨壊死のある変形性膝関節症の再生医療 約一年前から左膝の痛みが出て近くの病院でヒアルロン酸注射を行っていましたが、痛みがおさまらず今回再生医療というものを知って当院に来院されました。膝の診断として、骨壊死のある変形性膝関節症であり、症状としては壊死した部分が針を刺したような痛みがありました。骨壊死の症状の特徴として、針で刺すような痛みがありヒアルロン酸注射などの治療をしても痛みが治らないという特徴があります。この方も、ヒアルロン酸が全く効かないと言われていました。 骨壊死の一般的な治療として、薬や注射などでしばらく様子を見るという方法しかありません。それでも痛みが強い時は、軟骨移植術や人工関節術となることもあります。膝の変形はさほど無くても骨壊死のために人工関節術を選択しなければいけないというのがとても怖い病気となります。 骨壊死に対して再生医療に効果があるのかという疑問がありますが、私は効果があると思います。当院でも骨壊死の幹細胞治療の症例はありますが、ほとんどの方が痛み消失しております。人工関節術をするぐらいであれば、再生医療も治療の選択肢として入れるのも一つです。 レントゲン所見 <治療効果>膝関節に幹細胞5000万個3回投与+PRP 当院独自の冷凍しない方法で培養した幹細胞を投与して約2ヶ月目から効果が現れ、3ヶ月目には膝の痛みはかなり軽減し日常生活にはほとんど支障はなくなりました。まだ今後も幹細胞の再生により壊死部は再生されると思われます。幹細胞投与して1年後にはフォーローとしてMRIを予定しています。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数 (1回~3回)132~418万円(税込) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000448 再生医療医師監修:坂本貞範
2022.03.09 -
- 肩関節の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
肩腱板損傷に対する再生医療 約1年前から左肩の痛みが出現し、近くの病院で肩腱板損傷と診断とされました。以前から荷物の上げ下ろしをする機会が多かったことからそれが原因の一つと考えられました。特に上の棚のものを取る動作で、腕を90度あげてからの荷物の上げ下げすると腱板のインピンジメントが起こります。インピンジメントとはどういうものか説明すると、もともと腱板は骨と骨の隙間のなかで動いており、その隙間が狭くなった状態で腱板が骨と擦れることを言います。その擦れる状態が継続することで、腱板が徐々に損傷していきあるところまで来ると炎症を起こして痛みが発生します。 この方の症状として、腕の上げ下げの際の痛みとその際にゴリッと少し音が鳴っていました。腱板が損傷すると、このように音が鳴ることがよくあります。幹細胞の治療によってこの音も小さくなったり消失することはよくあります。肩の腱板損傷の一般的な治療としては関節鏡での手術となりますが、腱板損傷部を縫合しても数年すると再断裂する可能性もあります。しかしそのまま損傷を放っておくとどんどん損傷部は拡大していき、完全に断裂すると手術も困難になります。ただ、手術となると入院やその後の長期のリハビリも必要となりどうしても億劫になってしまいます。 そんな時にこの幹細胞による肩腱板損傷治療は良い適応となるでしょう。当院の独自の細胞培養技術により肩の腱板損傷の治療成績はとても良好な結果が出ております。大抵の腱板損傷は、関節鏡の手術をしなくても幹細胞による再生医療で治療は可能となりました。 MRI所見 <治療効果>関節に幹細胞2500万個を3回投与+PRP 当院独自の冷凍しない方法で培養した幹細胞を肩に投与して,約4ヶ月目でほぼ痛みは消失しました。手術することなく治療できたので、職場も休むことなく仕事の継続ができて喜んでおられました。今後は肩まわりの筋肉のトレーニングをしっかり継続していただくことを説明しました。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数 (1回~3回)132~418万円(税込) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID000051 監修:院長 坂本貞範
2022.02.14 -
- 膝関節の症例
- スポーツ医療の症例
- 幹細胞治療の症例
- PRP治療の症例
変形性膝関節症と半月板損傷の再生医療 この方は約15年ほど前からバレーボールをされていて、その頃から急に膝が伸びにくくなるロッキング症状が現れていました。それでも痛みがない時が多かったのでそのまま放置してバレーボールは継続されていました。約1年前に右足の指を骨折してしまい、必然的に左膝に力を入れて歩いていたため左膝の痛みが出てきました。その後も痛みがあったが我慢できたのと、手術はしたくなかったのでしばらく様子見ていたところ、先日急に左膝が伸びなくなり痛みも強くなったため救急搬送されたそうです。 救急搬送されましたが、様子見ているとなんとか膝は伸びたそうです。このようなことがあり、ロッキングを放置するのが怖くなり手術しなければいけないのかと諦めていたところ、当院の再生医療を見つけて来院されました。 レントゲン所見 レントゲン状では両膝とも軟骨がすり減って、関節の間が狭くなっていました。まだ末期ではありませんが放置しておくと今後数年単位で軟骨はすり減っていくと思われます。MRIでは、内側の後方の半月板が水平に大きく断裂しており、これが原因で膝のロッキングを起こしていたと思われます。半月板損傷すると切れ端が動くため、膝の関節の隙間に挟まってロッキングを起こします。 <治療効果>両膝関節に幹細胞5000万個ずつ2回投与+PRP 当院独自の冷凍しない方法で培養した幹細胞を投与して約1ヶ月目から効果が現れ、3ヶ月目には膝の痛みはまったくなくなりました。その後、ロッキング起こすことなく喜んでおられました。関節内に幹細胞を投与することで、半月板再生と軟骨再生が同時に行われます。幹細胞は損傷した部分に集まり、組織を修復・再生させる作用があります。 この方は、病状は中期で痛みはありましたが初期や中期であっても痛みのない方は多くおられますが、やはり痛みがなくても病状は進行してしまいます。末期になって痛みが出てしまい、再生医療を受けるケースがほとんどですがやはり変形が進行する前に治療される方がいいと思われます。 <治療費> 関節1部位 幹細胞数 ( 2500万個~1億個) 投与回数 (1回~3回)132~418万円(税込) PRP治療 16.5万円(税込) <起こりうる副作用> ・細胞採取部の内出血や創部感染、傷跡などが起こることがあります。 ・症状のよりMRIやCTなどの検査を受けて頂く事があります。 ID 000382 再生医療医師監修:坂本貞範 ▼ 再生医療の幹細胞治療が変形性膝関節症の治療を変える! 変形性膝関節症の新たな選択肢、再生医療の幹細胞治療で手術せずに症状を改善できます
2022.01.29
坂本院長のブログ
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トピックス
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- 腱板損傷
- 肩
腱板断裂とは、その原因と症状、治療法について 腱板断裂は、上腕骨と肩甲骨をつないでいる腱組織が断裂して切れてしまう状態を指しています。 肩に強く痛みを自覚するところは、いわゆる四十肩や五十肩と類似していますが、それらの疾患では自然に軽快することが多い一方で、腱板断裂という病気は肩に力が入りにくく痛みが長期的に継続することが認められるために適切に治療する必要があります。 今回は、腱板断裂とはどのような病気なのか、その原因、症状、治療方法などに関する情報を中心に詳しく解説していきます。 腱板断裂の原因 一般的に肩の痛みを引き起こす疾患には色々なものがありますが、整形外科領域で広く知られている代表的な病気に「腱板断裂」が挙げられます。 腱板断裂では腱板の老化などが影響して中高年の方々が多く罹患することが知られており、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの腱から構成される腱板が断裂することで肩の痛みを自覚します。 本疾患は腱板組織が年齢を重ねるごとに脆くなってくるために発症するパターンが最も多く、それ以外にも外傷によるものが半数、あるいは肩の使いすぎが原因となっている症例も少なからず存在します。 外傷では、転んで肩を強打したケースのみならず手を軽く突いただけでも肩関節部に相対的な負担がかかって腱板部が損傷、あるいは断裂を引き起こすことがあります。 そして、例えば野球のピッチャーが投球動作を繰り返す、力仕事に長年従事されてきた人なども肩関節のオーバーユース(使いすぎ)によって比較的、腱板損傷を発症する例が多くあります。 腱板断裂、原因の一例 ・加齢 ・使いすぎ ・外傷(外的な衝撃) ・スポーツ いずれもオーバーユース(使いすぎ)が原因 腱板断裂の症状 40歳以上の男性で特に右肩に発生しやすい腱板断裂は、運動時における肩の痛みや夜間痛を訴えやすいのですが、肩の挙上(腕を上げる動作)自体は可能であることが多いとされています。 一般的に、本疾患が四十肩や五十肩と異なる点としては、肩関節が拘縮して関節部の動きが固くなることあり、肩関節を挙上しようとすると力が入りにくい、あるいは挙上時に肩の部分がジョリジョリという風に軋轢音が聞こえるということもあります。 腱板断裂は通常では肩関節に存在する腱板組織が裂けて起こりますが、ほとんどの場合、断裂を引き起こした初期の段階では断裂部の範囲は小さいと考えられています。 ところが、症状を放置すると次第に断裂部が大きくなることで病状が悪化して日常生活に支障をきたしていく、症状として進行してしまうことがあるので十分に注意を払う必要があります。 ▼こちらも併せてご覧ください 腱板損傷の判断で使う評価テストとは? 腱板断裂の治療 腱板断裂では、診断が遅れてしまうと症状が進行したり、改善が難しくなってしまうことがあるため、肩を痛めたと自覚した際には、早期に整形外科をはじめとした医療機関の受診に踏み切ることが重要です。 一般的に、外傷によって腱板断裂を認めた際には、三角巾で数週間安静を保持することで断裂部そのものが完全に修復治癒することはないものの約7割は、症状が軽快すると考えられています。 仮に腱板断裂に加えて肩関節周囲炎を合併し、強い夜間痛を認めた場合には、炎症を抑制する副腎皮質ホルモンと鎮痛作用を有する麻酔剤を肩峰下滑液包に局所的に注射して症状推移を経過観察します。 腱板を構成する腱組織すべてが一気に断裂することはほとんど無いと言われていますので、断裂部以外の健常に残っている腱板機能を活性化させて強靭化することは重要であり、このような腱板機能をリハビリ訓練する手段は有効です。 また、ストレッチ運動で腱板断裂が完全に治癒することは期待できませんが、関節の可動域を良好にする、あるいは腱板周囲の筋肉群の緊張を和らげて肩の痛みを軽減させる効果があります。 万が一、これらの保存的な療法で肩関節部における痛みといった症状と運動機能の障害が改善しない場合には、関節鏡視下手術や直視下手術などの根治的治療策を考慮しなければなりません。 前者の関節鏡視下手術の方がより低侵襲(身体的に少ない負担)で患者さんに優しく、術後の痛みが少ないと考えられていますが、大きな断裂になると、それでは縫合処置が困難であることも指摘されていますので、後者の直視下手術を選択する場合があります。 腱板断裂に関しては治療後再断裂のリスクも懸念されており1)、いずれの手術や加療を選択したとしても、術後は約1か月間にわたる患部固定、そして数か月に及ぶ肩関節部の機能訓練、リハビリを継続することが最善です。 まとめ・腱板断裂とは、その原因と症状、治療法について 今回は腱板断裂とはどのような病気なのか、その原因、症状、治療方法などについて詳しく解説してきました。腱板断裂という病気は、肩のインナーマッスルである4種類の腱板筋群の腱組織が断裂して切れてしまう状態を意味しています。 主に上腕骨と肩甲骨を接合している腱組織が切れてしまう本疾患では、肩を挙上する際に力が入りにくくなる、あるいは肩関節面で軋轢音を聴取することがありますので、何らかの時間症状がのある方は自己診断せずに専門の医療機関などで的確な診断を受けることが重要です。 医療機関で腱板断裂と診断された方は、医師の判断を受けて保存療法や手術療法など様々な治療アプローチに従い、症状の改善を目指しましょう。 今回の記事の情報が少しでも参考になれば幸いです。 ▼こちらも併せてご覧ください 腱板損傷の治療に効果を発揮するリハビリの方法 No.S071 監修:医師 加藤 秀一 ▼ 再生医療で腱板損傷を治療する 腱板損傷は、再生医療により手術せずに症状を改善することができます
2022.04.14 -
- スポーツ医療
足底腱膜炎とは、その原因と症状、治療について はじめに 足底腱膜炎(そくていけんまくえん)とは、あまり聞き慣れないかもしれませんが、「足底腱膜」と呼ばれる足の裏側に存在している「腱膜の組織」が何かの原因によって炎症を起こしている状態を指します。 足底腱膜とは、いわゆる「土踏まず」と呼ばれる足底部、アーチ状になっている構造を保ち、支える役目をする腱膜(筋肉ではなく筋肉を支えるシート状の存在)です。 外力など足部への負担や、衝撃などを吸収する役割を果たすほか、衝撃を受け止める以外の働きもあります。それは、足裏にかかった物理的な衝撃を吸収しながらも、その力を逆方向に蹴り出すエネルギーに変換する機能です。 このように足底腱膜は、衝撃を吸収したり、その逆に力を発する機能を有していて、いわばバネのような存在です。歩く、走るということに無くてはならず、特にスポーツなどでは大きな働きをしてくれる組織です。 したがって、足底腱膜炎を発症すると足で衝撃が吸収されにくくなり、蹴りだすことも不自由になります。これは、足裏が痛くなるため、足を蹴り出して歩く、走るなどの動作時において足底部の力学的バランスが悪化するためです。 そこで今回は、足底腱膜炎とはどのような病気なのか、その原因、症状、治療方法などに関する情報を中心に詳しく解説していきます。 1.足底腱膜炎の原因 足底腱膜炎は、スポーツ競技などで走ったり、歩いたりを長距離、継続して行ったり、ジャンプしたり、急なストップ、ゴーを繰り返したり、あるいは自分の足に適さない靴を履いて長時間行動する、硬い道路でトレーニングを続けるなどの行動によって足底腱膜に過剰な負荷が生じることで発症すると考えられています。 本疾患は、足の筋力不足や柔軟性の低下などが原因となり、運動競技を通じて、その部分がオーバーユース、つまり使い過ぎることで引き起こされることが多いため、スポーツをする際などにはストレッチ運動をすると同時に練習環境やメニュー内容を調整することを念頭に置いてください。 それ以外にも、扁平足や外反母趾など、もともと足領域に変形などの異常所見がある場合にも足底にある腱膜部に負荷がかかって足底腱膜炎を発症することがありますので十分な注意が必要です。 足底腱膜炎に注意が必要なスポーツ ・マラソンをはじめとした陸上競技全般 ・バレーボール、バスケットボール(ジャンプなどが多い) ・サッカーや、ラクビー(走る距離が長く、急停止や方向転換が多い) ・硬いグラウンドやコンクリート上で走る、弾むなどの運動量が多い練習等 ・しっかりしたクッションを伴わないシューズで運動の繰り返す 2.足底腱膜炎の症状 足底腱膜炎とは足底の腱付着部に起こる炎症を指しており、踵の痛みを呈する疾患のひとつであり、成人では足に治療を要する病気のなかで約10%程度を占めると言われていて、しばしば難治性であると伝えられています。 本疾患では、陸上競技ランナーなどに多く認められるスポーツ障害の一種とも考えられており、安静などによって一時的に症状が改善しても、再度弊害を繰り返すことがあります。一時的に良くなっても繰り返して発症することがあるので注意が必要です。 この病気は、走れば、走るほど足底部の痛みが顕著になると考えられていて、主に足部において踵を中心とした足裏に疼痛症状を来すことが知られています。階段を昇降する際や、つま先立ちの姿勢をとる時に痛みの症状が悪化すると言われています。 一般的に、運動時間が長くなればなるほど足裏部の痛みが強度になっていくことが知られており、最悪の場合には日常生活で歩けないぐらいの強い痛みに進展することもあります。 3.足底腱膜炎の治療・治し方 足底腱膜炎に対する治療は、「保存療法」および「手術療法」を検討することになります。まずは、セルフケアとしてできることは、足底腱膜部の痛みを感じた部分に、1日2回ほど10分程度かけて患部を冷却するように心がけましょう。 保存療法 足底腱膜炎の治療は、リハビリを中心とした理学療法での治療が基本となります。まずは症状が軽くなるまでは安静にしてください。スポーツはもちろんのこと、長距離の歩行や、長い時間、立っていることも避けねばなりません。 その他、必要があればテーピングなどを行うことで患部の負担を軽減を目指します。 薬物療法 患部に炎症がある場合は、消炎鎮痛剤の塗布や、湿布で炎症を抑えて症状の改善を待ちます。また、痛みが強い場合は、和らげるために鎮痛剤の服用も有効ですが長期間での使用は胃に負担がかかるため、ご注意ください。 その他、治療上の注意点として、患部へのステロイド注射を行うことがありますが、副作用の心配もあり、長期頻回に行うことは回避すべきです。 リハビリテーション 症状が重篤でない状況では、ほとんどの場合は数か月程度で症状が軽快していくと言われています。リハビリで重要となるのは筋膜の柔軟性を向上させることです。そのためには足底腱膜だけでなく、それに続くアキレス腱やハムストリング、下腿三頭筋を含めた柔軟性の確保を目指しストレッチを中心にアプローチします。 このようなリハビリを用いた治療法は、ステロイド注射のように明らかな即効性は見られませんが長期的なスパンで見ていただくと非常に有効です。尚、こういったリハビリは、低周波による電気療法や超音波を用いた療法、レーザー照射などといった物理療法を組み合わせるのが一般的です。 装具療法(インソール) 上記以外、靴選びも重要になります。靴を履く際は自分の足の形に適したクッション性の優れた靴を選択すると共に着地する際の衝撃を少しでも緩和できるよう、衝撃を吸収できるインソールを挿入するなどで足底腱膜部にかかるストレスを和らげる対策を取りましょう。 インソールとは、靴底に敷くことで足底のアーチ形状を解剖学的に補正することで足のアライメントを調整し改善するものです。そのため、個人に合わせてオーダーメードで作成します。 以上のような薬剤やリハビリ、インソールを中心とした保存的治療で症状が改善しないケースにあっては、根治的な手術療法が考慮されることになります。 まとめ・足底腱膜炎とは、その原因と症状、治療について 今回は、足底腱膜炎とはどのような病気なのか、その原因、症状、治療方法などについて詳しく解説してまいりました。 誰しも足底部にはかかとの骨から足指にかけて強靱な繊維組織である足底腱膜が広がっており、足底部の土踏まずであるアーチ部を支えることで歩行時や走る際における足裏の衝撃力を吸収する役割を有しています。 さらに、足底腱膜部は衝撃を吸収した外力などを蹴り出しするエネルギーとして変換して活用する機能も果たしているため、足底腱膜炎に罹患すると足底部が地面に着地する際の衝撃吸収力だけでなく蹴り出す力が低下して走りにくさや歩きにくさに繋がります。 本疾患は一時的に症状が改善しても将来的に再発することが広く知られており、症状を放置して病状が悪化すると侵襲的な手術を必要とするのみならず、日常的に運動やスポーツができず普段の生活が制限されますので早期的に整形外科をはじめとした病院で専門医の診断を受け治療を実施しましょう。 今回の記事の情報が少しでも参考になれば幸いです。 No.S070 監修:医師 加藤 秀一 ▼ 再生医療に関する詳細は以下をご覧下さい 自分自身の自ら再生しようとする力、自然治癒力を活かした最先端の医療です
2022.04.14 -
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰
坐骨神経痛とは、その症状と原因、治療について 坐骨神経痛とは、いわゆる腰付近に存在している坐骨神経に沿ってお尻辺りの臀部から下肢のうしろ面などにかけて電撃のように引き起こされる痛みを伴う症状の総称です。 坐骨神経は腰の辺りから足先までに伸びている神経の束であり、この坐骨神経が何らかの原因によって物理的に刺激されると下半身に痛みや、しびれ、といった症状が引き起こされることとなります。 今回は、そのような坐骨神経痛という病気の原因、症状、検査、治療などに関する情報を中心に詳しく解説していきます。 ・坐骨神経痛の原因 坐骨神経痛の原因は、一般的には「腰椎椎間板ヘルニア」や、「腰部脊柱管狭窄症」などが挙げられます。傾向としては若年者の場合では、腰椎椎間板ヘルニアが多く、その一方で高齢者では腰部脊柱管狭窄症の罹患率が増加してきます。 腰椎椎間板ヘルニアの場合は、日常的に腰部に負担がかかりやすい重労働やスポーツ、長時間のデスクワークなどが主な発症原因として知られています。 腰部脊柱管狭窄や腰椎椎間板ヘルニアの両者とも腰椎と呼ばれる背骨の部分に引き起こされる異常によって脊髄の神経根が圧迫されて、同様に坐骨神経痛を始めとする下半身痛や下肢領域のしびれるような痛みを起こすと言われています。 また頻度としては少ないですが、坐骨神経痛は骨盤内腫瘍などによって神経束が圧迫されることが原因として症状を表すこともあります。 さらに注意したいのは、体重が増加すると腰に負担がかかるため、肥満体形にならないように食事や運動などを意識して行い体重管理に努めることが必要です。また、下半身の冷えが坐骨神経痛につながることがあることも知っておきましょう。 ・坐骨神経痛の症状 坐骨神経痛による代表的な症状としては、お尻や脚の後面にかけて電撃のような痛みやしびれ感が起こります。 また、それ以外にも、冷感や灼熱感を自覚する事もありますし、それらの症状は下肢の一部の領域のみに出現することもあれば、下肢全体にかけて認められることもあります。 腰椎椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛では局所的な疼痛症状を訴えることが多い一方で、腰部脊柱管狭窄症が原因のケースでは間歇性跛行という症状を生じることが往々にして認められます。 間歇性跛行とは、日常生活において、しばらく歩くなど動くことでお尻や太ももにかけて痛みといった症状を自覚するものの、一旦休むことで自然と痛みが治まり、歩行を再開すると再度同様に疼痛症状を起こすことが特徴の一つです。 本疾患では、様々な症状をくり返すうちに、痛みがさらに悪化して、歩行自体や椅子から立ち上がることすら困難になる可能性も指摘されているため、日常生活に高度に支障をきたす恐れがある病気ですので十分な注意が必要です。 ・坐骨神経痛の検査 坐骨神経痛における検査方法は、本疾患の原因となっている病気を精査することで特定します。 ほとんどの腰椎レベルにおける病変自体が坐骨神経痛の原因となることが多いとされているのですが、時に帯状疱疹、子宮筋腫、変形性股関節症などの病気が主症状の根本的な原因となっていることもあるため、疑われる病気に応じて各種検査が行われます。 実際に医療機関を受診する場合の一般的な診断の流れは、まずは問診や診察を行って坐骨神経痛が強く疑われたときには、その後にX線によるレントゲン検査やMRIを用いた画像検査などを行うことによって病変部を詳細に評価します。 ・坐骨神経痛の治療 坐骨神経痛に対する治療策はさまざまであり、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が原因となるケースでは、まずは患部安静や固定、薬物療法、理学療法などを中心とした保存療法が勧められます。 薬物療法としては、非ステロイド性消炎鎮痛薬が処方されることが一般的であり、それ以外にも神経障害性疼痛に対する治療薬、筋緊張を和らげる薬剤、あるいは血管拡張薬などを服用することもあります。 理学療法としては、日常生活の質の維持などを目標として、コルセットと呼ばれる装具を身につけながらストレッチ体操や歩行訓練などを行って疼痛症状を緩和できるようなリハビリを実践します。 また、疼痛の原因となっている腰椎神経やその周辺に局所麻酔薬などを投与して痛み症状を軽減させる神経ブロック療法、あるいは体に小さな電極を埋め込んで脊髄領域に電流を流すことで痛みを緩和させる脊髄刺激療法なども効果的と考えられています。 万が一、これらの保存的治療で症状が改善しない場合、あるいは下半身の脱力症状や膀胱直腸における排尿や排便に関する機能そのものに障害が認められるケースでは脊椎内視鏡を用いた外科的手術治療を考慮することがあります。 まとめ・坐骨神経痛とは、その原因と症状、治療について 今回は坐骨神経痛とはいったいどのような病気なのか、また本疾患の原因、症状、検査、治療などについて詳しく解説してきました。 坐骨神経痛とは、主に腰部から足先にかけて走行している坐骨神経束が色々な原因によって圧迫されて物理的に刺激されることで痛みやしびれなどの症状を来す疾患を指します。 この病気は、日々の生活習慣を見直すことで予防や症状改善に繋がりますので、疑わしい症状をある際には自己判断で放置せずに専門医に相談しましょう。 以上、坐骨神経痛とは、その原因と症状、治療についてと題してご説明させていただきました。今回の記事の情報が少しでも参考になれば幸いです。 No.S070 監修:医師 加藤 秀一 ▼ 再生医療の幹細胞治療に関する詳細は以下をご覧下さい 当院の再生医療は、自己脂肪由来の幹細胞治療を推進しています
2022.04.13 -
- 変形性膝関節症
- ひざ
鵞足炎と変形性膝関節症の違いについて はじめに 日常生活において、膝に痛み症状が出現したことはありませんか。 ひざ痛の原因となって膝の部分に慢性的な炎症を引き起こす病気の代表例として、「鵞足炎」や、「変形性膝関節症」という名前が頭をよぎる方もいらっしゃるかもしれませんね。 鵞足炎とは、過度のスポ―ツ活動や運動などによって引き起こされる膝の鵞足部における滑液包炎であると考えられています。一方で、変形性膝関節症とは肥満体形や加齢などに伴って膝の軟骨部分がすり減ることによって膝に強い痛みを引き起こす病気であると知られています。 今回は、鵞足炎や変形性膝関節症が一体どのような病気なのか、また両者の相違点について詳しく解説してまいりましょう。 鵞足炎とは、どういった病気なのか そもそも鵞足(がそく)という言葉は、普段聞き慣れない方も多いかと思います。膝関節の下に存在している脛骨に連続している三個の腱組織の形状がまるでガチョウの足のように見える事から「鵞足」と名付けられた経緯があります。 人体の膝関節は日常生活において頻繁に曲げ伸ばしといった運動が行われている部位です。何らかの原因で靱帯や腱が、膝を屈曲伸展させる際に骨と摩擦することによって時に炎症といた所見を引き起こすことが指摘されています。 その結果として、膝の内側の下方周辺に痛みといった症状を感じた際は、鵞足炎(あるいは鵞足滑液包炎)を発症して痛みを自覚している可能性があります。 この疾患は、普段の生活の中で過度のランニングなどのスポーツ活動によってひざ関節をオーバーユースして酷使する事が発症の原因であることが多いと言われています。 それ以外にも、自分の足に合っていない靴で運動する、あるいは膝部分における怪我などの外傷によっても引き起こされる可能性があります。 ▼鵞足炎についてはこちらも併せてご覧ください 鵞足炎は膝の酷使で起こる、その痛みと治療法 鵞足炎のときの湿布の貼り方【湿布の種類や選び方を解説】 変形性膝関節症とは、どういった病気なのか 変形性膝関節症という病気は、加齢に伴って慢性的、機械的な刺激が膝部分に加わることで骨が変形して発症すると考えられています。特に40代を過ぎた女性に発生することが多く、加齢、肥満、外傷などの要素が変形性膝関節症の発症に関与していると言われています。 変形性膝関節症では、膝の関節内でクッションの役割をしている関節軟骨がすり減って、骨と骨が摩擦を起こして膝関節が変形すると捉えられています。 元来より日本人は一般的にO脚の人が多いとされており、膝が外へずれるために、その内側に負担がかかりやすくなります。こうしてO脚では、外側部分の筋肉と内側の筋肉のバランスが崩れることになります。 悪化すると軟骨がすり減り、痛みが生じるようになります。このように膝関節を支えている半月板も徐々に質が変化して、少しのストレスで容易に切れてしまうことが指摘されています。 膝関節を支持する重要な役割を担っている半月板が切れてしまうとその位置がずれて膝のクッションの役目を果たさなくなり、膝関節の変形につながり変形性膝関節症を罹患することになります。 ▼変形性膝関節症についてはこちらもご覧ください 変形性膝関節症の人がしてはいけない仕事とその理由 膝の痛み/変形性膝関節症のおススメの最新治療法 鵞足炎と変形性膝関節症の違いについて ここまで「鵞足炎」や、「変形性膝関節症」に関する簡単な病気の特徴を紹介してきました。 鵞足炎は、変形性膝関節症と似たような膝の部位に痛みを起こすことから両者は非常に混同されやすい疾患と言えますが、お分かりのように膝部の痛みを引き起こす原因がそれぞれ違っています。 鵞足炎の特性としては、膝関節の少し下に圧痛があり、関節部分の腫れを伴うこともあるものの、骨の変形は基本的には認められない、そして変形性膝関節症と比較して半月板組織のすり減りが原因で起こるのではなく筋肉の炎症によって症状がもたらされるという点があります。 したがって、膝関節における半月板の場所と鵞足部の筋肉部位が違うことと同様に、痛みや炎症を起こしている圧痛点がそれぞれ異なる点で両者を鑑別できると言えるでしょう。 鵞足炎の場合には、根本的に症状を改善していくためには、過剰な膝関節部のオーバーユースを回避して足のねじれを取る工夫をすることが必要となります。 変形性膝関節症においては、大腿骨と、その下の骨である脛骨の間で発症します。典型的な症状として最初は膝関節が強ばるなどの違和感から始まって、徐々に階段を上り降りする際や立ち上がったときに膝が痛むという具合に次第に症状が強くなって悪化していきます。 変形性膝関節症の原因は、関節部の軟骨が加齢で弾力性が低下したり、使いすぎ、肥満などが原因と言われています。 その他にも靭帯損傷や、半月板損傷、骨折などの外的要因によるもの、一部には化膿性関節炎の後遺症としても発症すると言われます。 御存知の通り、膝という部位は体重から受ける負担が大きくかかる場所であり、変形性膝関節症の発症を防ぐためには体重を増やしすぎないようにコントロールすることが重要であり、さらに膝周囲の筋力をしっかりと保持することが膝の負担を減らすために有効です。 また、病院などで変形性膝関節症と診断された方は鎮痛剤などの投薬、湿布貼付が選択肢になることがありますし、関節部に比較的多く水が貯留しているケースでは患部を注射して水成分を抜く処置が必要となることもあります。 鵞足炎について ・膝関節の少し下に圧痛 ・関節部分の腫れを伴うことがある ・骨の変形は基本的には認められない ・原因:筋肉の炎症によって発症する 変形性膝関節症について ・階段の昇り降りに膝関節部分が痛み、進行すると平地での歩行でさえ痛みを感じる ・膝関節が強ばる等、違和感から、徐々に症状が強くなって悪化、進行する ・関節は、変形していき硬くなり、曲げ伸ばしに支障 ・原因:加齢や肥満、靱帯損傷、半月板損傷、骨折等の外傷、化膿性関節炎等の後遺症 まとめ・鵞足炎と変形性膝関節症の違いについて 膝関節部の痛みを呈する病気として代表的なものに変形性膝関節症や鵞足炎が挙げられます。 両者は類似的に膝の痛みを引き起こす原疾患として知られているがゆえに、これまでひざ痛の原因が変形性膝関節症だと思っていた場合でもよくよく調べてみると実は鵞足炎だったという場合も考えられます。 レントゲン検査だけで両者を鑑別することは難しく、正しい診断に繋がらないこともあろうかと思いますので、膝が痛い時には詳細に検査をして確実に原因を精査して的確な治療を実践できれば長期的に悩んでいたひざ痛が改善できる可能性があります。 心配であれば、最寄りの整形外科クリニックや専門病院などの医療機関を受診して相談してみることも考慮してみましょう。今回の記事の情報が少しでも参考になれば幸いです。 ▼こちらも併せてご覧ください No.S069 監修:医師 加藤 秀一 ▼ 再生医療が変形性膝関節症等膝の治療を根本から変える! 変形性膝関節症は、再生医療の幹細胞治療で手術せず、入院不要で改善できます
2022.04.13